AARRR（アー）モデルとは？フレームワークの意味や活用方法をわかりやすく解説
AARRR（アー）モデルとは？フレームワークの意味や活用方法をわかりやすく解説
AARRR（アー）モデルは、多くのスタートアップに活用されるWEBマーケティングのフレームワークです。この記事では、AARRR（アー）の意味や活用方法などを詳しく紹介します。
目次
AARRR（アー）モデルとは
AARRR（アー）モデルは、アプリケーションの成功を追跡するためのマーケティングフレームワークのことです。
AARRRは、獲得：Acquisition、活性化：Activation、継続：Retention、紹介：Referral、収益：Revenueの5つの指標から構成されます。
獲得（Acquisition）：新しいユーザーをどのように取得しているか？
活性化（Activation）：取得したユーザーがアプリケーションをどの程度活用しているか？
継続（Retention）：ユーザーがアプリケーションをどの程度長期的に使用し続けているか？
紹介（Referral）：ユーザーがアプリケーションを他の人にどの程度紹介しているか？
収益（Revenue）：アプリケーションからどの程度の収益を上げているか？
AARRRモデルを使用することで、アプリケーションの成功をより明確に把握し、改善することができます。
AARRRの提唱者デイブ・マクルーア
AARRRモデルは、500 Startupsというベンチャーキャピタルファームの共同創業者兼スタートアップの成長戦略に関するコンサルタントとしても知られているデイブ・マクルーア（Dave McClure）氏によって提唱されました。
デイブ・マクルーア氏は、AARRRモデルを通じて、スタートアップの成長に関する数値に基づいたアプローチを提唱しています。
AARRRは古い？
AARRRは、古いと言われることがありますが、AARRRモデルは、スタートアップの成長戦略において重要な役割を担うグロースハック（Growth Hack）の一部として提示されてから10年以上がすでに経過しています。
しかしながら、AARRRモデルは今なおアプリケーションの成長を測定し、改善するために活用され続けています。
AARRRモデルは、スタートアップの成長に関する基本的な指標として提供されているため、古くなっているとは言えないと考えられます。
ただ、時代や業界の発展に伴い、新しい指標や手法が提案されることもあります。
新たなモデル「ARRRA」
AARRRに変わる新たなモデルとして注目を集めているのがARRRA（アーラ）モデルです。
ARRRA（アーラ）モデルは、マーケティングにおいて、ターゲット顧客に対して最適なアプローチを取るためのフレームワークです。
A：Audience（ターゲット顧客）
ターゲット顧客を明確に定義し、どのような顧客に対してサービスを提供するかを決定します。
R1：Relevance（関連性）
ターゲット顧客にとって、サービスや製品がどの程度関連性が高いかを判断します。
R2：Reliability（信頼性）
ターゲット顧客にとって、サービスや製品がどの程度信頼性が高いかを判断します。
R3：Recommendability（推薦性）
ターゲット顧客にとって、サービスや製品がどの程度推薦できるかを判断します。
A：Access（アクセス性）
ターゲット顧客にとって、サービスや製品がどの程度アクセスしやすいかを判断します。
ARRRAモデルを使用することで、ターゲット顧客に対して最適なアプローチを取ることができ、より効果的なマーケティングを実現することができます。
グロースハックとAARRRの関係性
AARRRモデルは、スタートアップの成長戦略において重要な役割を担うグロースハック（Growth Hack）の一部です。
グロースハックは、スタートアップの成長を促進するための戦略・手法を指します。
その中でAARRRモデルは、アクセス費用を抑えながらも、ユーザーの取得、活用、継続、収益化、紹介などの観点からアプリケーションの成長を測定し、改善するための戦略的な手段として提供されます。
AARRRフレームワークは、グロースハックの中でも重要な指標として提示され、成長戦略において重視されることが多いです。
AARRRの活用方法
AARRRモデルは、アプリケーションの成長を測定し、改善するために活用されることが多く、そのため、様々なアプリケーションにおいてAARRRモデルが活用されています。
例えば、SaaS（Software as a Service）の企業は、AARRRモデルを使用して、新規顧客の獲得と、既存顧客のリテンションを測定し、改善することができます。
Eコマースの企業であれば、AARRRモデルを使用して、新規顧客の獲得と、売上を測定し、改善することができます。
また、AARRRモデルは、スタートアップの成長戦略において重視されることが多いため、スタートアップにおいても多く活用されています。
例えば、新しいアプリケーションをリリースした際に、AARRRモデルを使用して、アプリケーションの成長を測定し、改善することで、アプリケーションの使用率を高めるなどです。
廣瀬 義憲
DOC株式会社 代表取締役社長 兼 omuuu編集長
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